理学療法士の思考

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固定部位と過剰運動部位の概念について

こんばんは。最近休みが多く、逆に退屈な気もしますが、仕事の日はものすごく忙しいです。要するに仕事をため込んでいる状態が続いているのです。今日もそういう状態で、帰りが遅くなってしまいました。

最近理学療法系の記事が少ないので、今回はBiNIで学んだ固定部位と過剰運動部位の概念について記事にしたいと思います。

固定部位とは?

固定部位は身体の中で硬度が高い部位になります。硬度とは、押したときの反力が高いことになります。身体における硬度が高い部位については、結合組織が影響していることが多く、特に基質と呼ばれるものの粘性が高いことによって硬度が上昇していることが多いようです。粘性は温度依存性と速度依存性を持っているという特徴があります。つまり、粘性は温かいと低下し、遅いと低下します。遅いとというのは、水の中で手を早く動かしたときに感じる抵抗とゆっくり動かしたときの抵抗が異なることと同じで、ゆっくり動かしたほうが粘性による抵抗が低下しているわけです。

固定部位の特徴としては、他に層間の滑りが出にくい状態であることが挙げられます。皮膚、脂肪層、浅筋膜、深筋膜などの組織はミルフィーユ状に重なっているため、それらの間で動きがあります。硬度が高い場所はたいていこの層の間の動きがでにくいために、可動域制限になったり関節を動かしたときの抵抗感が増加していることがあります。

過剰運動部位とは?

過剰運動部位とは、ある関節が動かない。つまり固定部位になっているときに、生じるその周辺の関節に通常よりも大きな可動域が必要になる部位になります。固定部位があるとその周辺にはかならずといっていいほど過剰運動部位が生じます。臨床的には、股関節が固定部位になり、腰椎が過剰運動部位になるような、股関節伸展を腰部で代償するような状態などがその一例であると思います。過剰運動部位があることによって、他の動かない部位が新たに発生し、さらなる固定部位を作ることもあります。

まとめ

固定部位は過剰運動部位ができる原因になり、過剰運動部位は新たな固定部位を作る原因になることがわかりましたが、治療については固定部位の改善がまずは必要です。一つの固定部位の改善は、他の固定部位の改善につながることがあるため、身体の固定部位を一つでも多く改善していくことで、それが良好な感覚入力として中枢神経系に取り込まれていくことになります。治療では固定部位の改善を重視していくことが一つのポイントになります。