理学療法士の思考

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肩関節周囲炎の症状とリスク因子

こんばんは。

昨日は当院で行っている勉強会(分科会)でBiNIアプローチの末梢神経性疼痛と腰痛の介入について実技中心の講義を行いました。やはり健常者に対して十分に効果を出せるものだなと実感できました。さて、本日は認定理学療法士試験勉強の続きです。

 

 

①肩関節周囲炎の症状

主に3つあります。

(1)疼痛

運動時痛と夜間時痛を主に認め、重症例では安静時痛が生じることもあります。

安静時痛の場合は、肢位によって変化するかを評価する必要があり、安楽肢位をみつけ、ポジショニングを検討することも理学療法士としては重要です。QOLと疼痛は強く関係してきますので、なるべく疼痛なく過ごせるように考えるとよいと考えます。

夜間時痛については、何時ごろ出現するのか?また、痛みで目覚めたときはどんな姿勢かについて問診することが重要です。痛みの誘発が特定の肢位によるものであれば、やはり寝ているときの姿勢を考え、ポジションイングを実施することができます。

運動時痛については、どのような姿勢で誘発されているか、どの程度運動範囲で疼痛が誘発されるかを評価することが必要です。本人に疼痛が誘発される動作を知ってもらい、なるべく疼痛なく生活できるようにしてもらうことに加え、理学療法士から疼痛なく生活するための動作指導を実施することも可能です。また、リハビリ中においても疼痛範囲を把握し、基本的には疼痛を誘発せずに関節可動域練習を実施できるように配慮して行うことにも必要な評価となります。

(2)関節可動域制限

炎症の痛みによる制限が主になるため、全方向において制限が生じることが特徴です。そのまま拘縮する可能性もあるため、初期から愛護的にROM練習を進めていくことも重要になります。

病期によって異なりますので、後日病気ごとに整理したいと思います。

(3)筋力低下は伴わない

肩関節周囲炎の場合、それによる筋力低下は基本的には起こりません。しかし、二次的に不動機関が生じたりすると廃用性に筋力が低下することは十分考えられます。

 

②リスク因子について

肩関節周囲炎には理学療法の診療ガイドラインがあります。

それによると、推奨グレードBで糖尿病、肩関節術後、甲状腺疾患、高脂血症、職業(デスクワーク)があげられております。特に糖尿病については2型糖尿病よりも1型糖尿病(以前はIDDM:インスリン依存型糖尿病とよばれていた)に多いとされています。

推奨グレードCでは、心臓手術、心臓カテーテルパーキンソン病クモ膜下出血があげられています。

 

考察

肩関節周囲炎では、疼痛管理としてポジショニングや生活指導が重要です。また、全方向の可動域制限と疼痛により拘縮を予防しつつ、愛護的に介入していくことがポイントになります。その介入内容に関しては、病期が重要になりますので、次回は病期についての記事を書いて整理していきたいと思います。

 

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